こんにちは、陰キャ研究所の伊藤です。
僕も高校時代に不登校になった経験がありますが、今ではなぜあんなにも学校に行きたくなかったんだろうと不思議に思います。
そこで今回は高校1年生の学生が学校に行きたくない理由について、当時の僕の考えを元に真剣に考察していきたいと思います。
もくじ
高1で学校に行きたくないのはなぜ?
高1といえば人生の中で子供から大人へと繋がるステップとして最も重要な時期だと言われていますよね。
高1の学生には、今まで味わったことのない経験や刺激がたくさん加わるので、心境の変化が起こりやすい時期だとの事です。

ではなぜ学校に行きたくないと感じてしまうのか具体的な理由を挙げていきたいと思います。
環境が変わった
高校に入ると環境がガラリと変わるため、柔軟に対応する力が求められます。
中学では知っている友達ばっかりだったのに対して、高校に入ると全く顔も知らない同級生とコミュニケーションが取れなくてはなりません。
人と話す事を敷居が高いと感じている学生は、ここで対応できないケースが多いですね。
今までコミュニケーションが得意だった人でも、環境が変わったことで柔軟に対応することができなかった場合はクラス内での友達作りに失敗してしまう可能性もあります。
これほど大きく環境が変わるなんて、ほとんどの人にとって高1で初めての経験となるはずなのでそのストレスが原因で「学校に行きたくない!」と感じるのは当たり前のことなのかもしれません。

自分のスクールカーストに納得いかない
高校に入ると新しくスクールカーストというものが形成されます。
クラス内の人気ランキングのようなものですね。
中学の時にもスクールカーストというものは確かにあったのですが、高校とは違いどちらかと言うと自然に形成された友達グループの違いのようなものです。
しかし高校では誰もがスクールカーストの上位に入ろうと確信犯的に行動していくものです。
つまり、 中学まではスクールカーストの上位にいたような子供でも高1になるとスクールカーストの下位になってしまう可能性もあるということです。
そこで自分のスクールカーストに納得ができない場合は、不満を感じて学校に行きたくないと感じてしまうのかもしれません。

高校のスクールカーストは部活で決まる?|男子と女子の違いについて
なんとなく
「なんとなく学校に行きたくない!」と言っている高1は自分でも理由がわからないケースですね。
大人からしたら「そんなことあるのかよ」って思う人もいるかもしれませんが、
この「なんとなく学校に行きたくない」という現象は、現代の若い子は誰もが感じたことがある事だと思います。
詳しくは下の記事で解説しているので読んでみてください。↓
高1年生が考えている事

学校がつまらない
高1の僕はとにかく学校がつまらないと感じていました。
中学の時から高校に行きたいとは思っていませんでしたが、まさかここまで高校がつまらないものだとは思ってもいなかったです。
高校時代というのは人生の中で最も楽しい時期と聞いていたので、
「今後僕の人生はこれ以上に楽しいことが待っていないのか」と考えると絶望していたのを覚えています。

友達がいない
高1でスクールカーストの最下層になってしまった僕は友達ができなかったのも学校に行きたくない原因でした。
クラスの全員からいじめられているというわけではありませんが、 自分から話しかけなければ話しかけてくれる友達がおらず孤独感を感じていました。

勉強したくない
勉強がしたくないと高1の時には思っていました。
高校生活がつまらないものだからモチベーションが上がらなかったのだと思います。
そもそも勉強をする目的は将来を安定させるためという考えを持っていたので、将来に対して希望が持てない自分は
「そもそもこんな嫌な思いをして勉強をしたところで、得にならないんじゃないか」と考えていたわけですね。

部活行きたくない
僕が所属していた軟式テニス部に行きたくないという理由も、学校に行きたくない理由のひとつでした。
部活には毎日朝練があって明日早く起きなければならないし、帰りは遅くなってしまいます。
僕はそこまでテニスが上手くないし、「趣味程度に遊んでいればいいや」という心境だったのですが、
部活全体の空気は県大会で上位入賞を目指すという目標まで決まってしまっていたので、僕は部活内に居場所がありませんでした。
詳しくは下の記事で解説しています。↓
学校に行きたくないのは誰でも
僕がこの記事で伝えたいのは、高1で学校に行きたくないと考えるのは特別なことではないという事ですね。
つまり高校1年という時期には、誰もがそのような考えを持っているということです。

しかし、学校に行きたくないからと言って実際に学校に行かない人はごく少数ですよね。
ではなぜみんな学校に行くのかというと、僕が思うに、高校1年生で学校に行きたくないと感じる人が本当に学校に行かないという選択をするのは相当勇気がいる事だからだと思います。
どんなに学校が嫌でも、渋々学校に行って、周りから褒められる生活を送っている高1の学生も世の中にはかなり多いですね。
それに比べて「学校に行くのは無駄なんじゃないか?」と言う考えを持ち、勇気をもって学校に行かないという選択をした人は、少数派であるがゆえに周りから叩かれているだけです。


何が正解なのかは実際に学校に行かないという選択をしてみないと分かりませんが、学校に行きたくないからと言って簡単に決断をしてしまうのは少し違う気がします。
少なくとも学校に行かないことでどのようなデメリットが発生するのか、どのようなメリットが期待できるのかを十分本人が認識した上で判断する事が重要ですね。
以上、陰キャ研究所でした 。