こんにちは、陰キャ研究所の伊藤です。
近年「保健室登校がしたい」と思っている子供が増えているみたいですね。
保健室登校は学校に通うこと自体がストレスになっていたり、「どうしても教室に行きたくない」と感じている子供が最後の手段として使える唯一の逃げ道です。

今回は「保健室登校がしたい!」と思っている方に向けて、保健室登校とは一体どういうものなのか?どのように始めたらいいのか?などを解説していきたいと思います。
保健室登校がしたい!
「保健室登校をしたい!」と考えている人は多いですが、そもそも保健室登校とは一体どのようなものなのか知っていますか?
まさかとは思いますが、勉強に行かなくても済む楽しいものだとは思ってはいませんよね?

基本的に保健室登校というのは、様々な悩みを抱えた子供たちが不登校にならないための措置であり、決して楽しいところではありません。
自分の好きなように過ごせる訳でもなければ、勉強をしなくて良い訳でもありません。
保健室登校は教室に行かなくて良いと言えども、 必ず自習をして勉強もしなければなりませんし、当然ながら友達もいません。

そう考えると、いっそのこと不登校になってしまった方が自分の好きなようにゲームをしたり外に出て遊べたりもできるので精神的な負担は軽いと思います。
⇒保健室登校はずるい?|楽して出席扱いになるのはわがままでは!?
しかし、僕のように教室内に友達が一人もいなくて辛い気持ちを味わっている人が
「出席日数だけは保持して卒業をしたい!」と考えている場合は、保健室登校が有効な逃げ道になるかと思います。
本来であれば不登校になってしまうような子供でも、時間をかけて徐々に負担を減らしてあげて、教室登校に促していくというのが保健室登校のあるべき姿なんだと思います。
保健室登校をしたい子供が多い理由
「保健室登校をしたい」と思っている子供たちが増えてきていると言われています。
しかし残念ながらそのような場合、保健室登校が認められることはまず無いと言えるでしょう。
保健室登校がしたいと考えている理由にありがちなのが、
- 学校で友達とトラブルになった
- 先生に顔を見せたくない
- 勉強が嫌になったから
といった理由からですが、
悩みを抱えている人全員に保健室登校を認めてしまうと、保健室登校をしている生徒の人数がいっぱいになってしまいますしね。

本人からしてみればその悩みが精神的に参ってしまうような重大な事であったとしても、学校側はその問題をなんとか教室登校を維持させたまま解決しようとするはずです。
しかし中には「授業を受けないで出席日数が取れるから」というひねくれた理由で
「保健室登校になりたい!」と考えている子供もいるそうです。
そのようなケースでは保健室登校が認められることがまず無いので、諦めた方が良いと言えるでしょう 。
⇒学校に行かない生き方はあり?|学校教育が合わない子供って多いよね
保健室登校の始め方
保健室登校はしたいと思ってすぐに明日からできるようなものではありません。
勘違いしがちなのですが、 保健室登校というのは希望制ではないです。
保護者や担任の先生の話し合いのもと、【したほうが良い】と判断された場合のみ許される特別措置と言えます。

もし学校でいじめられたり担任の先生が合わなかったりしても、それを保護者と学校側が認めてくれなければ保健室登校をするのは、そもそも不可能ということですね。
親には保健室登校をしていることを知られたくないと考えている生徒も多いかと思いますが、親と相談をしなければ保健室登校をする事自体が不可能ということになりますね。
ではどのようにして保健室登校を始めれば良いのかと言うと、以下の通りです。
- 親に保健室登校をしたいと話し合う
- 親と担任の先生を含めて学校で面談する
- 担任の先生を通して学校から保健室登校の許可をもらう
- もう一度面談をして今後の対応について話し合う
- 保健室登校を始める
学校によって対応の仕方は様々だとは思いますが、基本的には上記の通り、保健室登校を始める手順を踏んでいく流れになるかと思います。
また保健室登校というのは割合で考えると、学年で一人いるかどうかぐらいのなので簡単に認められるとは限りません。
極論を言えば、保健室登校をするに値した理由を持っている子供でも人数的な問題で空きがなければ承諾されないこともありますね。

それだけ保健室登校というのは特別な処置になるという事なので「したい!」と思っても簡単にできることではないというのは知っておいてください。
以上、陰キャ研究所でした。