友達はいるけど学校にいきたくない僕の心境を解説したいと思う

こんにちは伊藤です。

僕は学生時代にさえない陰キャとして生活していましたが、決して友達が全くいないというわけではありませんでした。

伊藤
伊藤
一応、人権があるタイプの陰キャだったんだよ

しかしある日とつぜん、「学校に行きたくない」という気持ちが爆発してしまい、心を閉ざして不登校になった経験もあります。

この記事では、僕がなぜ友達はいるけど「学校に行きたくない」と感じてしまったのか具体的な理由を解説していきたいと思います。

友達はいるけど学校に行きたくない!

僕は間違いなく陰キャですが、実はクラスでの立ち位置で言うとスクールカースト上位の人達と同じグループでした。

いや、正確に言うと、陽キャにいつもくっついているキョロ充のような存在でした。

【友達はいる】と言っても、容姿の整った騒がしいグループに無理矢理入っていたような形ですね。

伊藤
伊藤
一番みじめでクソな人間だったんだよね。

周りから見たら

「なんで伊藤があのグループに入っているの?」と疑問に思われてしまうような感じで、正直僕も身の丈に合ったグループに入っていないということは自覚していました。

しかしそのおかげで僕のような陰キャでもクラス内で人権が生まれ、最初はそれなりに学校生活を楽しむことができていました。

伊藤
伊藤
【陽キャグループにいる自分】がなんだか誇らしかったんだよ。

しかし実際この立場にいると、学校生活の中で注意しなければならない事も多くて日常的にかなりのストレスを感じていたことを覚えています。

具体的に何がストレスだったのかと言うと、周りに気を使わなければいけないということです。

僕はクラスの人に

「伊藤は無理して陽キャのグループに入っている」と思われるのが嫌だったので、常にみんなの近くにつきまとっていたのです。

伊藤
伊藤
周りの空気を読みすぎるというキョロ充にありがちな特徴だよね。

例えば昼休みになって友達が「購買に行く」と言い出したら僕もすかさず席を立って購買に向かいました。

特に買うものがなくても【陽キャグループと一緒に行動している】という客観的なステータスのために常に全神経を集中していたのです。

グループ内で会話をしている時も、

「伊藤は話に加わっていない」という印象を誰かに与えないように、自分が声を出すタイミングを見計らって必死にあいづちを打っていたのです。

伊藤
伊藤
話を聞く立場っていうのは簡単に会話に参加できるからね。

今考えると、なんでそんなに面倒くさいことをしていたんだろう?と疑問に感じますが、当時の僕はそれだけ「ぼっちになりたくない」という強迫観念みたいなものに追われていたのです。

おそらくそんなストレスが原因で友達はいるけど学校に行きたくないという状況が生まれたと思っています。

「友達はいるけど」って本当?

【陽キャを演じる】という努力の甲斐もあって、僕にも友達と呼べる人たちができましたが、あれは本当に友達だったのかと今では疑問を感じます。

というのも、僕は陽キャグループの中ではあまり目立たない存在であり、結構ナメられている人間だったので、自分から話しかけなければ誰からも話しかけてくれることがなかったのです。

伊藤
伊藤
完全な引き立て役というか、脇役的な存在だったんだよ。

つまり、僕がクラス内で上位の友達グループに入っていたのは事実ですが、僕を慕ってくれる友達や、 僕と仲良くなりたいと思ってくれる友達は全くいなかったのです。

仮に「僕が購買に行く」と一声かけて席を立ったとしても、僕についてきてくれる人はいませんし、プライベートで遊びに誘ってくれる人も当然いません。

要は、誰も僕の事には興味が無いし、眼中にない存在だったのです。

不登校になった時、親からしつこく理由を尋ねられた事があったのですが、僕が「友達はいるけど学校に行きたくない」と話すと親が不思議そうな顔をしていたのを覚えています。

結局そんな理由では親が納得してくれないという事も察したので、苦し紛れに

「なんとなく学校に行きたくない」と言い訳をしてしいました。

詳しくは下の記事をご覧になってみてください。↓

学校に行きたくない理由の【なんとなく】って何だよ!?

その時は正直【友達はいるけど学校に行きたくない】という事が、どうしてそんなにおかしいことなのか分かりませんでしたね。

まあ今考えると、確かに周りに気を使わなくても済むような自然と笑いあえる友達がいたら僕も不登校になることはなかったかもしれません。

伊藤
伊藤
学校生活の中に充実感があればまた違ったんだろうなあ…

しかし僕の場合は、友達がいるといえども、僕の存在を認めてくれるような根本的に「学校生活が楽しい」と思えるような友達はいなかったわけですね。

つまり、親に話した「友達はいるけど」というフレーズには、僕にとってと言うか強がりみたいなものも含まれていたのかもしれませんね。

学校に行きたくないと感じた僕の行動

友達はいるのに「学校に行きたくない」と感じてから僕が取った行動は、一定期間不登校になるという選択でした。

親は「どんなに成績が悪くてもいいから学校にだけは通って欲しい」と言っていましたが、僕はどうしても学校に行きたくなかったのです。

伊藤
伊藤
体が拒否して鬱状態になったんだよ。

というかそもそも僕は、学校に行きたくない理由が勉強をしたくないからというわけではなかったので、「成績が悪くても良い」と言われてもなんだかピンと来ていなかったのを覚えています。

まあ親からしたら、「友達はいるけど学校にいきたくない」という事は、勉強が嫌なんじゃないか?と考えた結果だと思いますが、そうじゃないんですよね…

確かに僕は勉強が大嫌いですが、学校に行きたくないと感じたのは友達がいるということを周りにアピールするのが疲れたからです。

しかし、だからといってぼっちになるのは怖いですし、今さら他のグループに入って別の友達を作るというのも当時の僕にとっては不可能でした。

つまり選択肢が、

1.このまま我慢して学校に通い続けるか
2.不登校になるか

のどちらかしかなかったのです。

そこで僕は不登校になると言う決断をしたわけですが、結局親に説得されて、3ヶ月経った後はまた学校に通い始めるようになりました。

そこからの学校生活は僕の読み通りぼっちになったのですが、今までの学校生活と比べると自由度があったので卒業まで持ちこたえることができました。

詳しくは下の記事で解説しています。↓

【高校はぼっちでも楽しい?】一人の方が自由だけど楽ではない

以上、陰キャ研究所でした。

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