子供の自己肯定感が低いと、情緒的な発達にかなりの悪影響を与えると言われています。

この記事では、子供の自己肯定感が低い原因を、具体的に解説していきたいと思います。
もくじ
子供の自己肯定感が低いのはなぜ?
子供の自己肯定感が低い原因は、本当に様々です。
一人一人によってその原因も異なるので、
「原因は何々!」
「改善するにはこれ!」
などと、明確に示すことはできません。
ただし、子供の自己肯定感が低い原因には【よくあるケース】が存在しています。
なぜ母親が子どもの自己肯定感が低い原因になるケースが多いのかと言うと、子供にとって精神的に一番身近な存在が母親だからです。
母親が子供の【良いところ】を伸ばすような育て方をしていないと、本人が自信を失ってしまい、 自己肯定感が低くなってしまうのです。
確かに子供の悪い所や、改善して欲しいところなどを言葉で伝えるのは重要です。
しかし、もっと重要なことは、子供の良い所に目を向けて褒めるという事なので、母親はそれを意識した方が良いです。
母親との親子関係が重要!
子供の自己肯定感には母親との親子関係も影響しています。
普段から子供が自分の悪いところ指摘され続けていると、親子関係は徐々に悪化していきます。
なぜかと言うと自分に自信を失ってしまうからです。

母親の存在が、味方ではなく恐怖の対象に変わってしまうわけです。
もしも子供が
「できないことがあったら怒られる」や
「できないことがあったら恥ずかしい」などと
ネガティブな気持ちをと感じている場合は注意が必要です。
自発的に自ら進んで挑戦するということをしなくなってしまうのですね。
自分から進んで
「やりたいことをやりたい!」と感じるのと
「怒られたくないからやらなくちゃいけない!」
と感じるのでは、成長スピードに大きな差が生じます。
余計に周りと比べて【できないこと】が増えてしまい、結果的に自己肯定感はさらに低くなってしまうという悪循環に陥ってしまうのです。
子供の自己肯定感が低い原因
子供の自己肯定感が低い原因をより具体的に解説していきます。
成功体験が少ない
子供の成功体験が少ないとそれだけ自己肯定感も低くなりがちです。
成功体験を味わわせるには、なるべく子供にひとりで挑戦させつつ、母親も一緒に喜ぶことが重要です。
周りと比べてしまう
子供が周りの子供達と比べるようになると、自己肯定感が低くなるケースが多いです。
発達段階的には小学生になって初めて、「自分より色んな事ができる子供がいる」ということを知ります。
自分が出来ない事を指摘されている
日常的に母親から注意されたりできないことを指摘されていると、嫌気がさしてしまう場合もありますね。
「できないことは教える」「できることは大げさに褒める」くらいの気持ちで子育てをした方が良いと思います。
環境が子供に合っていない
今の生活環境が、そもそも子供に合っていない可能性もあります。
例えばどんなに良い教育カリキュラムが設定された場所で子育てがされていたとしても、 身近に性格の悪い友達がいるだけで子供にとっては、
それが自己肯定感が低い原因になってしまうのです。
自尊心が低い
自尊心が低い子供も自己肯定感が低いケースが多いですね。
ちなみに自己肯定感と自尊心の違いがわからないという方は下の記事で詳しく解説しているのでチェックしてみてください。
⇒【自己肯定感と自尊心の違いは何?】
母親ができることは?
自己肯定感が低い子供に対して母親ができることというのは、具体的にどのようなことなのでしょうか?
結論から言うと最適な環境づくりです。
子供が自己肯定感を感じれるようにするためには、母親が子供の良いところを伸ばしていく必要があります。
重要なのは子どもが「自ら挑戦したい!」と思えるような状況を意図的に準備してあげるということです。
すごく簡単な例で解説していきます。
例えば図鑑 。
図鑑には動物や昆虫、植物など様々な分野に細かく分かれていますよね。
それを全種類、子供の目の届く範囲に設置しておけば子供は自然と自分の興味がわいたものに熱中し、どんどん知識を吸収していきます。
もしも母親が動物の図鑑だけを渡していたら子供の可能性は潰れてしまいますし、成功体験にも繋がらないので自己肯定感は低いままです。

このように、子供が自発的に活動できる環境づくりを準備してあげるのが母親の最大の役目だと言えると思います。
以上、陰キャ研究所でした。