
あなたは「社会人1年目は仕事ができない」という話を聞いたことがあるだろうか?
この言葉は基本的に、【仕事を辞めそうな新入社員】に対してのフォローとして使用されることが多い。
この記事では、社会人1年目が仕事出来ない本当の理由と、なぜフォローになってないのかを超具体的に解説していこうと思う。
もくじ
社会人1年目は仕事できないのが当たり前?

【社会人1年目は仕事できないのが当たり前】
僕はこの言葉を初めて聞いたとき、最初に思った事は「そんなの知ってるよ!」だった。
「社会人1年目は誰もが苦労している」というのは言われなくても分かっている。
多分、この言葉を言ってくれた上司は、
「この子は自分が仕事できない事に自信を無くして萎えているんだな」
と心配してくれているに違いない。
どちらかというと、仕事ができない自分に対しての【呆れ】というか【嫌気】が差したからだ。
というかそもそも、この地獄のような職場に慣れてしまう事自体が怖い。
⇒新入社員の元気がなくなる理由は?|頑張りすぎでメンタルが潰れてる?
1年目は辛いけど我慢すれば2年目は楽になる。
これって「わざと自分を痛めつけて免疫をつけろ」と言うのと同じ事だと思う。
そして、自分が仕事出来ないというのを自覚すると、自然と仕事に対してのモチベーションも低くなっていく。
それに比例して「仕事を辞めたい」という気持ちも強くなっていった。
そう。
モチベーションの低下
これが僕が「仕事を辞めたい」と思っている本当の理由なんだ。
世間ではこれを【甘え】というかもしれないが、僕にとっては生きるか死ぬかレベルの決断になったんだ。
うまく説明できているか分からないが、少なくとも
「社会人1年目は仕事できないのは当たり前だ」と励ましてくれる人には、到底理解出来ないような絶望感に苦しんでいた。
社会人1年目が仕事できない理由

そもそもなぜ一般的に「社会人1年目は仕事できない」と言われているのか、
ここからは社会人1年目が仕事できない根本的な理由というのを解説して行こうと思う。
職場の仕組みを理解していない
社会人1年目というのは、当然職場の仕組みは理解出来ていない。
仕組みを理解していないのに自分がやるべき仕事だけをこなしていると、仕事中に発生した疑問が自分で解決できなくなってしまう。
これが原因で「社会人1年目は仕事できない」と言われるケースも多いよ。
色んな事に気が散っている

社会人1年目はとにかく色んなことに気が散ってしまう。
車の運転の初心者が、どこを見て運転したら良いのか分からなくなってしまうのと同じように、社会人1年目はどうやって仕事に取り組んで良いのか分からなくなってしまうのだろう。
覚える事の優先順位が分からない
情報量が多すぎて、何を覚えるべきなのかその【優先順位】が分からないのも社会人1年目の特徴だ。
ここで積んでしまうと、いつまで経っても仕事ができないし、【新人】というレッテルを貼られてしまいがちだ。
メンタルとの戦い

社会人1年目というのは、基本的に【メンタルとの戦い】だと捉える人も多い。
自分の情緒的な安定をどれだけ維持できるか、それで仕事かできるかできないかが決まってしまうわけだ。
人間関係を優先している
社会人1年目でついやってしまいがちなのは、人間関係を優先してしまうという事。
「上司に嫌われないようにしなきゃ」とか
「同僚と良い関係を維持しなきゃ」などと
仕事内容とは関係ないポイントで悩みを抱えてしまうことも多い。
人間関係を優先しすぎていると、職場でそこだけに意識を集中してしまい、肝心の仕事ができないという状況になってしまいがちだ。
⇒【簡単な仕事しかさせてもらえない原因】任せてもらえないのは信頼が無いから?
「社会人1年目は仕事できないのが当たり前」はフォローになっていない?

冒頭で解説した通り、「社会人1年目は仕事できないのが当たり前」という言葉は、個人的に全くフォローになっていないと思う。
僕のように、【周りの人間と比べて】悩んでいるわけじゃない人もいるし、そもそも【仕事ができない事が理由】で悩んでいるわけじゃない人もいる。
「社会人1年目は仕事できないのが当たり前」という言葉が【フォローになる】と思ってる人って、世の中を知らない世間知らずだけなんだよね。
最初から自分の仕事ができるなんて思っている人なんて少数派だし、この言葉を言うことで相手を逆なでし怒らせてしまう可能性もあるから、むやみに言わないほうがいいかもしれないね。
⇒【仕事出来る女は嫌われるって本当?】職場で出しゃばる、周りを巻き込む
以上、陰キャ研究所でした。
