
一般的に契約社員が「更新しない」という通知がくるのは
担当業務が終了したからというケースがほとんど。
じゃあ、契約社員の能力不足で更新しないことはあるのか?
この記事では
- 契約社員が能力不足で更新しない具体的なケース
- 契約社員が能力不足で更新しないときの対処法
- 何日前から分かるのか?
などについて、超具体的に解説していくよ。
もくじ
契約社員が能力不足で更新しないことってあるの?

じゃあいきなり本題から。
契約社員が能力不足で【更新しない】という通知が来ることはあるのか?
結論からいうとある。
超ある。
なぜなら契約社員の能力不足は
「契約を更新しない正当な理由」に当てはまるから。
会社側が契約社員を更新しないことができる理由は以下の通り
- 健康状態
- 不正行為
- 職務不適格
- 勤務態度不良
- 能力不足
つまり極端に言えば、職場で上司から
「コイツ使えないな」と思われてしまうだけでも、更新しないということがあり得るということ。
⇒能力不足だから降格願いを出すのはやめておけ!|本人希望の降格処分のデメリットとは
とはいえ、労働契約法の第19条では
客観的・合理的な理由に欠け、社会通念上の相当性が認められないと雇止めをすることが出来ない。
という事が分かる。
つまり、あまりにも横暴な理由では、契約を「更新しない」ことはできないということ。
契約社員が能力不足で更新しないケース

じゃあ、ここからはさらに具体的に
契約社員が能力不足で更新しないケースについて解説していくよ。
能力不足での解雇は
【普通解雇】という分類になる。
しかし、都合によっては
「従業員を普通解雇にしたくない」と考える会社も多い。
整理解雇とは、いわゆるリストラと同じ。
会社都合で人員整理をするということだね。
でも実は、整理解雇には
【整理解雇の4要件】というものが設定されている。
整理解雇の4要件は以下の通り。
- 人員整理の必要性
- 解雇回避努力義務の履行
- 被解雇者選定の合理性
- 解雇手続の妥当性
会社は、この要件をすべて満たして初めて整理解雇ができる。
逆に言えば、この要件さえ満たしていれば
本当の理由が契約社員の能力不足でも整理解雇をする事ができるということ。
能力不足で更新しないと言われたときの対処法

もしも会社から能力不足で契約を「更新しない」という通知がきたら
一体どう対処すればいいのか?
まずは更新しないことの正当性があるのかどうかを確認しよう。
- 健康状態
- 不正行為
- 職務不適格
- 勤務態度不良
- 能力不足
本当に自分が↑上記の解雇理由に当てはまっているのか、
整理解雇の4要件を本当に満たしているのかを確認しよう。
仮に正当な解雇理由があったとしても、解雇予告なしの突然の更新止めは違反になる。
もし解雇予告がなかった場合、解雇予告手当をもらうこともできるので絶対に確認しておこう。
⇒試用期間中にクビになる前兆|よっぽど能力不足じゃなければ大丈夫?
なんと、会社内で事前に契約を継続される予測が出来る場合は、雇止め自体を無効にすることができる。
つまり過去に上司から、契約を更新してもらえるような思わせぶりな発言があった場合は、
その時点で「更新しない」ということはできなくなるということ。
どうしても契約を続行してほしい場合には、これらを駆使することで割となんとかなるケースも多い。
だから、最後まで抵抗してみよう。
契約社員を更新しないのは何日前から分かる?

契約社員を更新しないのは何日前から分かるのか?という話。
結論から言うと、30日以上前。
ただし、これはしっかりと労働契約を守っている会社の場合にかぎる。
実際、世の中には労働契約を遵守していない会社なんて山のようにある。
なので中には
- 「1週間前に契約を更新しないと言われた」
- 「3日前に喫煙所で契約を更新しない理由を告げられた」
なんていう話もある。
つまり、契約社員を更新しないのは何日前から分かるかなんて予測できない。
じゃあどうすれば良いのか?
会社から本当に解雇予告がされるのかどうか信用できない場合には
何日前から解雇予告があるのかを確認しておこう。
⇒優秀な人ほど見切りが早い?【逃げる決断】が早い人の性格を解説する
能力不足で契約社員を更新しないと言われたら

もしもあなたが今働いている職場で
能力不足を理由に契約社員を更新しないと言われたらどうすべきか
もし、まだ働きたいのであれば、
労働基準監督署や専門家などに相談。
もし、「もう更新しないでもいいや」と考えるのであれば、
何日前から【解雇予告】がされたかを確認。
どちらにしても、知識がある人の方が有利になる仕組みだから注意しよう。
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