猫の多頭飼いは頭おかしい?|飼育崩壊する飼い主の心理と特徴【8つ】

あなたは、「猫の多頭飼いをする人は頭おかしい」

という話をきいたことはありませんか?

実際、猫の飼育崩壊は社会問題になっており、

そこまでして猫の多頭飼いを続ける飼い主は一体どんな心理なのでしょうか?

猫の多頭飼いは頭おかしい?

猫の多頭飼いをする飼い主は頭おかしいと言われています。

もう異常です。

そもそも飼育崩壊は、飼い主が責任を持って面倒を見ることができない場合に起こります。

猫は飼いやすく、繁殖力も高いため、増えやすい存在です。

しかし、飼い主のキャパシティを超えて多頭飼いを行うと、問題が生じます。

猫たちはストレスを感じ、糞尿の問題も発生するでしょう。

環境省の調査によれば、多頭飼育崩壊になりやすいのは、女性が約6割で、60代以上の高齢世代が過半数を占めています。

精神的な問題身体的な問題を抱えている人が多いとされています。

多頭飼い問題を避けるためには、飼い主が自身の能力や状況を考慮し、責任を持って猫の飼育を行うことが重要です。

猫の飼育崩壊する飼い主の特徴

じゃあここからは、猫の飼育崩壊を引き起こしがちな飼い主の特徴を解説していきます。

1. 精神的な問題

多頭飼育崩壊を引き起こす飼い主には、うつ状態などの精神的な問題を抱えている人が多いと言われています。

これらの状態では的確な判断ができず、猫の適切な世話や周りの環境づくりができなくなってしまいます。

物事の判断能力をすでに失っているのです。

2. コミュニケーションが苦手

多頭飼育崩壊を起こす飼い主には、コミュニケーションをするのが苦手な人も多く見られます。

猫たちとのコミュニケーションが円滑に行われないため、状況の把握や問題解決が難しくなります。

人とはなせないからこそ、動物に癒しを求めているのです。

3. 身体的な問題

身体的な問題を抱えている飼い主も、多頭飼育崩壊の要因となります。

体が思うように動かないため、猫たちの世話や環境整備が困難になります。

特に段差のある場所に上がることが難しいレベルだと、猫たちの移動や排泄の管理が難しくなります。

自分が家の中を自由に動けないのに猫の管理なんてできませんよね。

4. 経済的な問題

多頭飼育には多くの費用がかかります。

飼い主が経済的に困窮している場合、猫たちの適切な餌や医療費、トイレやベッドなどの必要な用具を提供することが難しくなります。

経済的な問題は、多頭飼育崩壊の一因となることがあります。

これによって「去勢なんてしなくていいか」と思うようになってしまうのです。

5. 時間的な制約

多頭飼育は時間と労力を要します。

飼い主が忙しく時間的な制約がある場合、猫たちの適切な世話や環境整備ができなくなります。

猫たちの社会化や適切な遊び相手を提供することも困難になります。

時間がないと面倒を見る【気力】すら失せてしまうわけです。

6. 飼育環境の不適切さ

適切な飼育環境が整っていない場合、多頭飼育崩壊のリスクが高まります。

狭いスペースや不衛生な環境、飼育器具の不足などが原因となり、猫たちのストレス管理が難しくなります。

本来は猫の数が多ければ多いほど、大きいスペースで飼わなければなりません。

7. 飼い主の無知

多頭飼育をする前に、猫の習性やニーズについての知識が不足している飼い主も多いです。

猫は単独で生活する習性を持っており、群れの中での上下関係が明確ではありません。

適切な環境や社会化の提供が必要であり、無知な飼い主はこれらを満たすことができないのです。

飼育崩壊する飼い主の心理

じゃあ頭おかしい飼い主は、なぜ飼育崩壊するまで猫を飼ってしまうのか?

そのときの感情を解説します。

「もっと猫を愛したい」

飼い主は猫に深い愛情を抱き、猫との絆が飼育崩壊を起こすまで続いてしまいます。

「猫がかわいい」

猫のかわいさや癒しの力によって飼い主は満足感を得ており、その魅力に惹かれる。

「猫を助けたい」

飼い主は保護や里親探しの意図から猫を飼い始め、猫の幸せを願っている。

「あれ?猫の数が増えた?」

飼い主は猫の繁殖能力を十分に理解しておらず、無計画な交配によって猫の数が増えていくことに気付かない。

「猫の去勢なんてどうでもいい」

飼い主は猫の去勢や避妊手術の重要性について知識が不足しており、対策を怠っている。

「猫の世話に疲れた」

猫の数が増えると、飼い主は世話や管理に追われ、負担が増えていく。

「猫の変化なんて知らない」

飼い主は猫の健康や生活環境の悪化について気付かず、十分なケアができていない。

「猫を手放したくない」

飼い主は猫を手放すことに罪悪感や葛藤を抱きながらも、状況が限界に達するまで手放すことができない。

以上のように、猫の飼育崩壊が起きる飼い主の心理には、

  • 愛情や可愛さへの魅力
  • 助けたいという思い
  • 無自覚や意識の欠如
  • 困難さや負担
  • 健康や環境への無自覚
  • そして罪悪感や葛藤

などが関与しています。

これらの要素が組み合わさり、飼い主は猫の多頭飼育崩壊に至るまで猫を飼い続けてしまうのです。

猫の多頭飼いをする人に頭おかしい飼い主が多い理由

先ほども言った通り、猫の多頭飼いをする人は頭おかしい飼い主が多いです。

その根本的な理由はなぜでしょうか?

実際には、多頭飼いをする人々の中には、猫たちの幸せや健康を考えている真剣な飼い主も多く存在します。

しかし、なぜ多頭飼いをする人々が頭おかしいと言われるのでしょうか?

まず、多頭飼いは一匹の猫を飼うよりも責任が増えます。

複数の猫たちの健康管理やエサの管理、トイレの掃除など、飼い主の負担は大きくなります。

また、猫同士の相性やトラブルの解決にも時間と労力が必要です。

そのため、多頭飼いをする人々は、責任感や忍耐力が求められると言えるでしょう。

さらに、多頭飼いは猫たちの社会性を考慮する必要があります。

猫は本来、単独行動を好む動物ですが、複数の猫たちと一緒に生活することで、社会的な関係を築くことができます。

しかし、猫同士の相性が悪い場合や、猫の個性の違いが原因でトラブルが発生することもあります。

そのため、多頭飼いをする人々は、猫たちの性格や行動を理解し、適切なケアを行う必要があります。

また、多頭飼いをする人々は、猫たちのために十分なスペースや遊び場を提供する必要があります。

猫たちは自由に動き回り、遊ぶことができる環境が必要です。

狭いスペースや十分な遊び場のない環境では、ストレスや行動問題が発生する可能性があります。

そのため、多頭飼いをする人々は、猫たちのために適切な環境を整えることが重要です。

以上のように、多頭飼いをする人々は、

  • 責任感や忍耐力、
  • 猫たちの性格や行動を理解する能力、
  • 適切な環境

を提供することが求められます。

これらの要素が欠けると、多頭飼いは難しい場合もあります。

しかし、適切なケアや環境を提供することで、多頭飼いは素晴らしい経験になることもあります。

一部の飼い主は「頭おかしい」と言われるかもしれませんが、多頭飼いをする人々は愛情と責任を持って、猫たちとの暮らしを楽しんでいるのです。

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